【架空都市】 とは?

そもそも【架空都市】ってなんなのか。

「架空地図」「空想地図」など、呼ばれ方もさまざまありますが大体は同じこと。
ここでは、おそらく一番広く使われているだろう、ということで【架空都市】と呼んでいます。

これらは広く言うと
「ありとあらゆるフィクション作品の舞台となる世界やまちのこと」
と言えるんじゃないでしょうか。

でも、ここで言う【架空都市】とは、もっと狭い意味で
「その実在しないマチを作って楽しむこと」
なのだと思います。

普通、フィクション作品は、メインはストーリーであったりして、そのストーリーが繰り広げられる舞台というのは あくまで舞台であり、重要でありながらも地味な存在です。

【架空都市】ではその「あまり陽の当たらない存在」を作ったり、見たりして楽しむのです。
どんな世界を作るか、何を作るか、作ってどう楽しむか。
世界を作る、という共通した部分以外は十人十色、千差万別。
地図を描いたり、街並みを想像したり。規模もひとつの町から県、国家単位までさまざま。

ただし、これは「畝丘的解釈」です。それぞれによって微妙に架空都市に対する捉え方は違うと思います。
言葉並べればわかるというものでもありませんので、ぜひ色んな【架空都市】をご覧になって感じてください。
【架空都市】を集めたリンクもあります。お役に立てれば幸いです。

じゃあ、畝丘はどんな【架空都市】なのか?

このウェブサイトでは、ある田舎の地方都市の様子を描いています。
その都市の名は畝丘市。

さてこの畝丘という街ですが、どこにあるかはわかりません。

でもあなたが今、こうしてパソコンの画面を見つめている、まさにこの時間が畝丘にも流れ、
窓の向こうに浮かぶ月を、畝丘の街から眺めている人がきっといることでしょう。
あなたの家の屋根瓦をたたく雨は、畝丘の田んぼを潤してきた雨かもしれませんし、
ベランダの洗濯物をはためかせた風は、畝丘で桜を散らせる風かもしれません。

架空ではあるけれど、そのくらい身近に感じられるようなものにしたい。
そう思いを巡らせているのがこの畝丘と言う街であり、この【架空都市】のスタンスです。

そしてさらには、 見てくださっている皆さまにも自由に空想を巡らせて貰えれば、

畝丘へ行く前に。

簡単に、畝丘の様子をご紹介いたします。

畝丘市は現在人口10万人程度の目立たない地方都市。
ですが、古くから商業都市として栄え、崇敬を集める神宮が鎮座し、
喧騒絶えない湊を抱えていた…という歴史を持っています。

そんなひなびた畝丘の街に、変革のときがやってきています。
大きな船が入れる港が作られて、大都会へもひとっ飛びとなる空港まで整備されたのです。

日本が高度経済成長で経験したように、街というものは移ろい、変わってゆくものです。
その姿を、畝丘という街を使って伝えられないかと思っています。

 

今はまだ畝丘が変わっていく、その前の様子を地図にあらわしているところです。
いつになるかは、まるで見当もつきませんが
きっと将来、姿の違う畝丘の街を皆さんにお目にかけられれば、と思っています。